日本郵船、三菱地所、鹿島建設は横浜・馬車道に大型複合施設を開発する。5月1日に建物の新築工事に着手した。27年1月末に完工予定。
横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅から徒歩5分の場所で、横浜市中区海岸通り地区の旧横濱ビル跡地を再開発する。敷地面積は約4950平方メートル。建物は地下1階~地上21階の高さ約100メートルのビルと塔屋(地上1階)で、延べ床面積は約7万平方メートルの予定。地上4~20階にオフィス、低層階に飲食を中心とした商業店舗と展示場などを入れる計画だ。「歴史的建築物」として知られる横浜郵船ビルに隣接し、低層部のデザインで統一性を出す。
計画地周辺には横浜第二合同庁舎に加え、隣接する北仲通南地区に横浜市庁舎、新港地区にはよこはま新港合同庁舎が完成する予定で、「今後さらなる来街者の増加が期待されている」という。「関内地区とみなとみらい21地区の結節点として、地域活性化の拠点となる」ことを目指す。