八木通商社長 ブランディングがますます大事に

2017/06/06 04:08 更新


 「消費者はやはりブランドを好む。ますますブランディングが大事だ」と語るのは八木通商の八木雄三社長。17年3月期は減収ながらも経常利益は増益。「ブランドビジネスが貢献した。とくにバブアー、J&Mデヴィッドソンが好調で、モンクレールはまたも前年実績をクリアした」と振り返る。

 17年3月期の連結業績は、売上高が355億6000万円(16年3月期は399億3100万円)、経常利益が13億4000万円(同11億400万円)、純利益が7億6600万円(同147億3000万円)。

 減収の主因は、食品関連の一部が終息したことによる。純利益の大幅減は、16年3月期にアーク八木ヒルズの売却など一過性の利益を大きく計上していたため。一方、有力ブランドの好調により経常利益は増加した。

 「一般的なファッション市況の不振はある程度影響があったが、それは知れている」と断言。「プロダクトエクセレンス。つまり品質の良さと、オリジナルのスタイルを持つブランドは、どんな時代でも受け入れられる」と自信を見せる。今期も「既存のブランドに磨きをかけつつ、新たな出資、ブランドの取得に力を注ぐ」方針だ。

八木雄三社長


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