ヤギ「シンダウン」 伸縮性のある新シリーズを投入

2018/11/06 06:25 更新


 ヤギは、日本のアパレル分野で独占販売する伊のシート状ダウン「シンダウン」で、19~20年秋冬向けに伸縮性のある新シリーズ「シンダウンフレックス」を投入した。既存シリーズでも厚みの違うバリエーションを増やし、スポーツや雑貨市場にも拡販する。

 新シリーズは、側地にストレッチ性のあるポリエステル生地を採用し、伸縮性を持たせた。伸縮率が7%あり、ゴルフウェアなどのスポーツ衣料をはじめ、アウトドアの衣料や雑貨向けにも幅広く提案する。

 既存シリーズの「シンダウンクラシック」は、これまでダウン・ポリエステル・フェザーの中わたが1平方メートル当たり30、45、60グラムの3タイプだったが、新たに80、120、150グラムのタイプを加えた。ポリエステル混率の高い「シンダウンアクティブ」も従来の45、60グラムに加えて80グラムのタイプを出した。中わたの増量に伴って厚みが増すことで、保温性も向上し、用途に応じて選びやすくなった。

 シンダウンは伊ニピが開発し、日本国内では16~17年秋冬物からヤギが独占販売権を得て、メンズやレディスのアウター、インナーダウンを中心に販路を広げてきた。製品OEM(相手先ブランドによる生産)にも対応しながらアパレルやスポーツ市場のほか、キャップやハット、マフラー、ミトンなどの雑貨用途の提案も強め、販売を底上げする。

雑貨用途の提案も強めて販売を底上げする


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