作業着スーツ発祥のボーダーレスウェアブランド「ダブリューダブリューエス」(WWS)を企画・販売するオアシスライフスタイルグループ(東京、関谷有三代表)は今期(24年2月期)、増収基調に転じて好調だ。コロナ下で過去2年は減収と苦戦したが、上期はビジネスウェア需要と新規客の増加を背景に売上高が前年同期比25%増加。昨春、直営店を4店から2店に減らしたため、上期の営業利益は5倍となった。下期も上期のペースを維持すれば、通期でコロナ前の売り上げを上回る見通しだ。
(河邑陽子)
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WWSは伸縮性や防水・速乾・撥水(はっすい)、形態安定、家庭洗濯可能などの機能性とファッション性を備え、作業現場からオフィス、オフタイムまで場面を問わず着用できるスーツ型作業着。18年3月に発売し、ECを軸に百貨店やセレクト店での委託・卸、法人向けと販路を拡大。コロナ下の20年もウイルス感染対策、在宅勤務用で売り上げを伸ばし、直営常設店の出店も開始した。現在の売り上げ構成比はEC5割、直営店、委託・卸各2割、法人1割で、上期は全分野が増収となった。