ワールド 仏壇・仏具のはせがわに店舗運営ノウハウ

2019/06/12 06:30 更新


 ワールドは、グループの多様なプラットフォームサービスを、仏壇・仏具製造販売のはせがわグループの新業態に提供する。新業態は、はせがわの100%出資子会社、田ノ実(東京)が立ち上げるライフスタイルショップ「田ノ実」。

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 田ノ実は食と雑貨の店で14日、東京・自由が丘にオープンする。〝日本の食〟をテーマに、米と糀(こうじ)、発酵食品を中心とした食料品や雑貨を揃える。1号店は、1階(約100平方メートル)が日本全国の地域産品の食品、料理や食材を引き立てる食器やはし、花器などの生活関連雑貨の構成。2階(約100平方メートル)は特産米や季節野菜を味わえるランチ&カフェ(座席数30席)。3階はフリースペースで、日本人の食と文化を発信する教室やワークショップなどを行う場にする。

 ワールドは同店の開発にあたり、グループで運営する複数の雑貨業態のノウハウを提供した。オープン後のショップ運営についても商品管理システムや販売実績の検証サポートなど、多様なプラットフォームサービスを用意している。

 主な内容は①コンセプト作りのアドバイス②商品開発、品揃えのプランニング及び年間52週のプロモーションカレンダーの作成、MD業務支援③空間、店舗デザイン設計から什器、オリジナル家具の製作④販売、在庫管理など店舗運営を支えるデジタルプラットフォームの提供など。

 はせがわは、創業90年で全国128店を運営する業界最大手。仏壇・仏具関連の製造販売などの事業に加え、「祈り」をベースにした雑貨店をSCなどに積極的に展開している。

 ワールドグループは多様なブランド開発ノウハウや、全国2400を超える店舗ネットワーク、店舗運営ノウハウ、販売スキルの高い人材などの〝リアルなリソース〟を活用したプラットフォーム事業を推進、「ファッション業界における総合サービスグループへと進化する」としている。

稲作文化をテーマに“食べる、知る、シェアする”を楽しむ店に(イメージ)


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