ワールドなどが運営するW&Dデザインファンド 「トフ&ロードストーン」など子会社化

2022/06/01 15:12 更新


クラシック&モダンが特徴の「トフ&ロードストーン」

 W&Dインベストメントデザイン(東京)とワールド及び日本政策投資銀行は6月1日、共同で出資・運営するW&Dデザイン投資事業有限責任組合(通称:W&Dデザインファンド)を通じて、革ブランドのヒロフ(東京)へ追加出資、ヒロフがグループ会社のヒロコハヤシ(東京)と、新たにT&L(東京)の株式を譲り受けて完全子会社にした。手の届くラグジュアリー市場に位置する3社・3ブランドでシナジーを発揮し、日本発のラグジュアリー・レザーグッズグループとしてEC分野を軸に成長を見込む。

 トップライン(売上高)の成長目標値は非公表だが、ECには潜在成長力がまだまだあるとみている。「(指標としては)利益率を重視。もっと上げられるはず」(田口敬二郎・W&Dインベストメントデザイン社長)。3ブランドとも、日本発の企画でニッチながらコンセプトが明確、定番品を有する、ブランドロゴに頼らない品質重視など共通項があり、相乗効果を発揮できると踏んだ。

 代表はすべてワールド出身の佐々木佳子氏が務めることになり、グループ経営体制を敷く。ヒロコハヤシは既にワールドグループで、「トフ&ロードストーン」を運営するT&Lは今回グループ入りした。



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