「ワークマンプラス」続々 九州、関西、中国に出店

2019/03/22 06:30 更新


 作業服・作業用品主体の専門店チェーンのワークマンは今月から来月にかけて、一般客向け高機能ウェアの新業態「ワークマンプラス」で新たに11店を一気に出店する。内訳は新規が7、既存のワークマンからの業態転換が4。昨年出した4店と合わせて4月末で15、9月までに38、来年3月末に68店に拡大する。同社初の女性専用コーナーを設けた店舗も21日にららぽーと甲子園、4月4日にららぽーと湘南平塚に開設し、商品構成や店舗のモデルを検証し、出店を続ける。

(河邑陽子)

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 ワークマンプラスは昨年9月に1号店を出し、昨年中に4店を出店。東京・立川と埼玉の同社初のSC店は開店時、入場制限をして2時間待ちとなるなど人気。神奈川と東京・世田谷のロードサイド店も、同社の初日売り上げ記録を更新した。

 今春は関東以外への出店を開始し、14日には今後の最重点地域とする九州で福岡・和白、佐賀・鳥栖に新店、福岡・門司に業態転換で計3店を同時に開設。同じ日に東京・練馬にも出店した。4店とも路面店で、初日は既存業態の倍以上を売り上げて出足から好調だ。

 21日は関西で、ららぽーと甲子園にSC3号店と大阪・水無瀬に業態転換で路面店、中国地方でも広島の温品に新店、海田に業態転換店を開設し、一気に4店を出店。関西では29日に競合する仏デカトロンが日本1号店を阪急西宮ガーデンズに出すため、対抗策として関西地区の既存業態102店も改装してアウトドアを強化する。

 4月は、ららぽーと湘南平塚にSC4号店、25日に大分・日田に路面店、月内に埼玉に業態転換で路面店を出す予定だ。

 今春のSCの新規2店は面積250平方メートル以上で、既存SC店より売り場が広いため、要望の強かった女性向け専用売り場を新設した。今春夏物は女性向けに37品目の新製品を企画。甲子園店はフードコートの入り口、湘南平塚店は食品スーパーに近く女性客が多い立地なため、女性用商品売り場で年間1億円の売り上げを目指す。

 既存業態の平均年間売り上げ1億円に対し、新業態は路面店で2億円、SCで3億円に目標を設定。甲子園店は初年度3億円、湘南平塚店は4億円を目標とする。SC店は来年3月までに10店、そのうち6店を関東に出店し、女性への対応を強めていく。

21日にららぽーと甲子園に西日本初のSC店も開設


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