関西の都心型SC 販売促進をそろり復活

2020/07/21 06:26 更新


 関西の都心型ファッションビル、駅ビル、地下街で7月に入ってから販売促進が復活しつつある。ただ、コロナ禍は続いているため「大々的な打ち出しができない状況」(さんちか)にあり、控えめな販促にとどまっている。

 クリスタ長堀は延期していたキャッシュバックイベントを7月1日から事前告知なしで実施。セールで来館した消費者がイベントを知って急きょ購入するなど、予想以上の盛況となった。ただ、7月中は館内告知のセールとし、大々的に集客する取り組みは様子見とする。

 南海電鉄のなんばシティ、なんばパークス、なんばスカイオ、なんばEKIKANは6月26日~8月28日、税込み1000円以上の飲食で200円引きになるクーポン付きチラシを置き、ランチ利用の底上げを図っている。

 阪急三番街、HEPファイブなど阪急阪神グループは7月1~31日、カード提示で5万円以上の利用者に3%分のポイントを付ける。ディアモール大阪は7月25~31日、ポイント2倍を実施する。

百貨店催事場もイベント徐々に再開

 自粛が続いていた百貨店の催し場でのイベントが、徐々に再開し始めている。大丸大阪・梅田店は、日本初となるイベント「マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ」を8月10日~11月23日、同店13階特設会場で開催する。JR京都伊勢丹は、初企画の「ハローキティコレクション展」を8月8日~9月1日、京都駅ビル内の美術館「えき」KYOTOで開催する。

 いずれも有料で、マーベル・スタジオは8月10~16日、ハローキティコレクション展は全日、日時指定券の発行で入場制限する。また、入館時の手指消毒やマスク着用など感染予防策を講じて開催する。マーベル・スタジオは今後、全国を巡回し開催する予定。

マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ

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