オンラインのアパレルアウトレットモール「スマセル」を運営するウィファブリック(大阪市)は24年夏、大阪市内にSDGs(持続可能な開発目標)を体験できる複合型店舗を開く。スマセルでは伝えきれなかったアパレルの環境問題について、体感してもらう施設と位置付ける。クラウドファンディングで資金を集める。
複合型店舗の名称は「スマセルサステナブルコミューン」。鉄工所跡地をリノベーションするもので、面積は約660平方メートル。廃車になった2階建てロンドンバスを置く予定もある。同社が扱うアパレル在庫の販売だけでなく、SDGsに取り組むインテリア、化粧品、フードなどさまざまなカテゴリーの企業に出店してもらう。毎回購入するごとに、希望する団体(森林保全団体、戦地の難民支援、地震の被災地など)に100円を寄付できる仕組みも紹介する。タレントやインフルエンサーの古着を中心としたフリマイベントなども検討している。ショッピングや飲食を楽しみながらSDGsを体感できる施設を目指す。
同社の福屋剛代表取締役は「少しでもサステイナブル(持続可能)な意識を持つ人が増え、地球環境の保全に貢献できれば」としている。
1月10~23日、クラウドファンディング「ファンディーノ」で、資金を募集する。目標金額は1000万円。