伊東知康ワコール社長 今こそ構造改革を加速 デジタル化、顧客情報把握、組織再編

2021/12/02 06:30 更新有料会員限定


ワコール 伊東知康社長

 海外を中心に業績を改善しているワコールホールディングスも、国内事業の伸び悩みは今も続く。伊東知康ワコール社長は「コロナ禍の今だからこそ、構造的問題の解決を加速する好機」と話す。デジタル化や顧客情報の把握、ブランドや組織の改編、社内の意識改革などを一気に加速し始めた。

(山田太志)

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体への関心高まる

 ここにきて都心店、アウトレットなどが急浮上し、消費の回復は確かだ。ただ、一方で原油・素材価格の上昇、円安、環境対応に伴う費用増などコストアップ要因も目白押し。社内で企画開発・製造・販売までのプロセスを総点検しながら、サプライチェーン全体で効率化を進めることが急務。

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