海外を中心に業績を改善しているワコールホールディングスも、国内事業の伸び悩みは今も続く。伊東知康ワコール社長は「コロナ禍の今だからこそ、構造的問題の解決を加速する好機」と話す。デジタル化や顧客情報の把握、ブランドや組織の改編、社内の意識改革などを一気に加速し始めた。
(山田太志)
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体への関心高まる
ここにきて都心店、アウトレットなどが急浮上し、消費の回復は確かだ。ただ、一方で原油・素材価格の上昇、円安、環境対応に伴う費用増などコストアップ要因も目白押し。社内で企画開発・製造・販売までのプロセスを総点検しながら、サプライチェーン全体で効率化を進めることが急務。
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