《視点》ああ、バングラデシュ

2019/11/28 06:23 更新


 バングラデシュ・ダッカで工場取材中にトラックとバスのストライキに遭遇した。交通規制及び違反に対する罰則の強化に反対するのが目的という。道路には棒を持って殺気立つ人々が集まり、通りかかるトラックを停車させ運転手に殴りかかっていた。バスのフロントガラスをたたき、ワイパーを引っ張る。1件目の工場取材に向かう際は渋滞がなく進めたが、2件目の道はコンテナ車でふさがり、その先では暴動が起きているといい、引き返すことになった。

 この日はダッカだけでなく、ニット工場の多いナラヤンゴンジや、貿易港のあるチョットグラム(旧チッタゴン)でも行われ、輸送に影響を与えた。大規模な暴動を引き起こす政治がらみのハルタルはなかったものの、「ちょっとしたストはたまにある」と駐在員は話す。慢性渋滞による移動時間の読みにくさ、突発的な通行止めはビジネスの足かせだ。

 テロのアジトを治安部隊が襲撃中のため近づくな、といったアナウンスもあるという。駐在員や出張者は絶えずアンテナを張り、外出でも不自由を強いられる。世界2位のアパレル輸出国で日本にとっても重要な生産地だが、ストレスは大きい。

(近)


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