バレンタイン商戦が始まった。阪急うめだ本店によると、今年のトレンドは、ホワイトチョコレートの開発・提案が盛んなこと。年々、義理チョコに代わって、自分チョコ・家族チョコの需要が増え、3世代の来店も多いという。
昨年、海外の友人を連れ、同店のバレンタインの特設会場を案内したところ、混雑ぶりは「クレイジー」だと驚いていた。それもそのはず。同店は昨年、期間中に73万人が訪れ(今年は75万人の見込み)、20億円を売り上げた。服や雑貨のバレンタインギフト需要もあり、女性から男性へだけでなく、コミュニケーションツールとして女性から女性へも贈るそうだ。
西洋の習慣と違い、日本のバレンタインは、カップルのための行事という側面が強かったが、もはや「食博」と、親しい人へ「感謝を表す日」と捉え直した方がしっくりくる。ならば、西洋のように、男性から女性へのギフトがあってもよさそうだ。
ちなみに記者は、職場への義理チョコのプレッシャーもなく、自分用に買う気満々だ。(裕)