《視点》セミナー時間

2026/02/25 06:23 更新NEW!


 取材先の社長との雑談で先日、セミナーの時間の話題になった。「少し長いのではないか」という問題意識を共有してくれた。

 多くのセミナーは60分前後、内容によっては90分、120分に及ぶものも珍しくない。記者自身も専門学校の学生向けにウェブで話す機会をもらった際は約80分だったし、先日取材したファッショントレンドのセミナーは2時間だった。主催者側からすれば「しっかり伝えたい」という思いの表れなのだろう。

 確かに時間が長ければ情報量は増える。しかし、長さと理解度は必ずしも比例しない。セミナー会場で集中力を失い、スマートフォンを触ったり別のことをしている聴講者の姿を見るのは珍しくない。情報過多の時代において、聞き手の集中力は以前より確実に短くなっている。

 例えば、講演を30分程度に絞り、残りを質疑応答や対話に充てる設計も有効だろう。自分で考え、質問し、言葉にする過程の方が記憶に残りやすい。参加型にする方が、満足度も高まるはずだ。

(森)



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