「ヴェロニク・ブランキーノ」、活動を一時休止

2017/06/21 15:39 更新


 【パリ=松井孝予通信員】「ヴェロニク・ブランキーノ」のデザイナー、ヴェロニク・ブランキーノが19日、自身のブランドを一時休止すると発表した。声明では「17年秋冬のショーが差し当たり最後になった」とコメントしただけで、ブランド休止の理由などはない。この突然の知らせは仏ファッション界に動揺を与えた。

 また同日、ヴェロニク・ブランキーノとその提携先である伊オンワードラグジュアリーグループは連名で、契約終了を明らかにした。

 ブランキーノはベルギー人。アントワープ王立芸術大学卒業後、97年に自身の名前を冠したブランドを創設し、98年春夏パリ・コレクションでデビュー。リーマンショックの影響で経営難に陥り、2009年にブランドを一時休止。同年から11年にかけ、ベルギーの高級レザーグッズ「デルヴォー」のアーティスティクディレクターを務めた。翌年からオンワードラグジュアリーグループ(当時は伊ジボコー)との提携により、自身のブランドの活動を再開させ、パリ・コレクションにカムバックした。



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