「ヴェニーニ」日本1号店 ギンザ・シックスに

2017/04/12 06:24 更新


 イタリアのジュエリーブランド「ダミアーニ」を運営するダミアーニグループのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)のグィド・グラッシ・ダミアーニ氏が来日し、傘下ブランド「ヴェニーニ」の日本1号店の出店をはじめ、グローバルでのビジネス戦略について明らかにした。

 また記者会見の場で、4月1日付でダミアーニ・ジャパン社長に就任したアレシオ・ジャコメル氏を紹介した。

 ダミアーニグループは、昨年傘下に納めたベネチアングラスブランドであるヴェニーニの日本1号店を、20日に開業するギンザ・シックスに、ダミアーニとの複合店形式で出店する。

 ヴェニーニは1921年創業。花器からシャンデリアまで幅広いラインナップがあり、著名な建築家との協業でも知られる。現在20カ国以上、800の拠点で販売。ギンザ・シックス店は世界で4店目のオンリーブランドショップとなる。日本での今後の販路は、「厳選された百貨店でのインショップに加え、インテリアショップやイタリア関連のデザインストアへの卸販売も視野に入れている」(グィドCEO)とする。

 ダミアーニでも現在、グローバルで積極的に旗艦店出店を続けている。15年に銀座中央通りにダミアーニ銀座タワーを出店、16年にはパリのプラスヴァンドーム、17年も上海、ドバイ、ソウル、シンガポールと旗艦店出店が続き、「世界での旗艦店が約80店となる」予定だ。

 13の直営店がある日本においては、ダミアーニ・ジャパン新社長のジャコメル氏の下、新店の出店に加え、既存店の移転・拡張などによる強化も行っていく。

 ジャコメル氏についてグィドCEOは「オフィチーネパネライで要職を歴任し、クリストフルジャパンでCEOを務めるなど、ラグジュアリービジネスの経験が豊か。そしてイタリア人でもあり、本国とのコミュニケーションがスムーズ。市場拡大に期待している」と述べた。

(左)ダミアーニ・ジャパン社長のアレシオ・ジャコメルと、ダミアーニグループのプレジデント兼CEO(最高経営責任者)のグィド・グラッシ・ダミアーニ氏




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