売り場観測・専門店メンズ4月 オンにセットアップ、オフにゆったりシャツ

2021/04/09 06:26 更新有料会員限定


 全国的に客足が戻っている。感染予防策などに細心の注意を払う必要はあるものの、店頭での接客を通じてしっかり春物を売りたい月だ。マス層に向けてはオンタイム需要で定番アイテム化したセットアップスーツを継続して売る店が多い。今季はストレッチ機能を高めたりウールっぽい表面感にしたりと、素材のグレードを前シーズンより上げた商品、ゆったりシルエットで在宅勤務もより快適に過ごせるデザインに人気が集まっている。カジュアル服ではボタンダウンシャツやホワイトジーンズなど、アメカジやトラッドの定番アイテムをルーズシルエットで着こなすスタイルがトレンドとして浮上している。服好きの若年層には、「ダイリク」「ロトル」などここ数年でデビューしたドメブラが人気。足元は90年代のハイテクスニーカーの復刻やブーツが売れそうだ。(価格は本体)

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ビームス原宿

◆定番をアレンジ

シャツ1万2000円、Tシャツ6500円、パンツ1万2000円「ビームス」、スニーカー1万9000円「ナイキ」

◆アーバンユーティリティー

シャツ3万8000円「ロトル×ビームス」、Tシャツ5800円、ベスト1万6000円「アブ・ガルシア×ビームス」、パンツ3万1000円「ダイリク」、ブーツ2万9000円「パドローネ×ビームス」

《今月のアピール》

 「コモリ」別注の紺ブレやシャツ、チノパンのほか、オリジナルでも定番を今どきっぽく着こなすスタイリングを提案する。仕入れでは「ダイリク」「ロトル」「シュガーヒル」など若い世代に反応の良いブランドの動きに期待。マス層向けには「チャンピオン」別注のTシャツを売りたい。

シップス渋谷店

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