ユニチカスピニング、特殊紡績を強みに受注取り戻す 扱いが難しい繊維も手をかけて糸に

2023/09/29 06:26 更新有料会員限定


ビニロン・綿混やポリエステル・ウール混の紡績糸が主力

 合繊紡績のユニチカスピニング(長崎県松浦市)は、ビニロン・綿混やポリエステル・ウール混など特殊な紡績を強みに受注が戻ってきた。下期(22年10月~23年3月)で「上期の落ち込みを取り戻す」(森本惠治社長)という。

(小堀真嗣)

【関連記事】ユニチカ、新中計実現へ 三つのGとサステナビリティプランが重点方針

 この間は官公庁向けを含むユニフォーム関連の受注が旺盛で、ビニロン・綿混の30、40番手糸の受注が堅調だ。この傾向は「来年まで続くだろう」(森本社長)とみている。

 オフィスユニフォーム用途が中心のポリエステル・ウール混の糸も主力だ。ビニロンもウールも「繊維が舞い上がり、生産管理が難しく、清掃などの手間もかかる」ため、いずれも対応工場は限られる。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事