合繊紡績のユニチカスピニング(長崎県松浦市)は、ビニロン・綿混やポリエステル・ウール混など特殊な紡績を強みに受注が戻ってきた。下期(22年10月~23年3月)で「上期の落ち込みを取り戻す」(森本惠治社長)という。
(小堀真嗣)
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この間は官公庁向けを含むユニフォーム関連の受注が旺盛で、ビニロン・綿混の30、40番手糸の受注が堅調だ。この傾向は「来年まで続くだろう」(森本社長)とみている。
オフィスユニフォーム用途が中心のポリエステル・ウール混の糸も主力だ。ビニロンもウールも「繊維が舞い上がり、生産管理が難しく、清掃などの手間もかかる」ため、いずれも対応工場は限られる。
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