ユニクロ15年秋、昨年に続き値上げ

2015/04/09 19:03 更新


  ユニクロは、昨秋冬に続き、15~16年秋冬も商品価格の値上げを実施する。約2割の品番数で価格を見直し、全体として平均1割程度の値上がりになると予想する。円安、原材料価格の上昇、生産国の人件費上昇が値上げの理由としている。

 ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は値上げの理由を「為替が1ドル= 80円台から120円台になるまでの円安の中で、販売価格を維持するより(価格を上がっても)品質を維持する、或いはさらに上げていくことにした」と説明する。

 値上げによる販売面への影響については「日本は世界中で一番ユニクロを安く売 っている市場」とした上で、「お客様が買う基準はその服に価値があるかどうか であり、価値が認められない商品のほうが売れない」と説明。商品の付加価値を 高める努力を続けるとしており、今回の値上げによる販売へのマイナス影響は 「ないと思う」と話した。



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