訪日外国人に聞く日本の制服 学生服を筆頭に好印象

2018/04/26 04:25 更新


 訪日外国人から見た日本の制服は、学生服を筆頭に好感度が高く、日本らしさや清潔感を感じる外国人が多い――日本ユニフォームセンター(NUC、石井銀二郎理事長)が訪日外国人を対象に行った「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に伴うユニフォームに関するアンケート調査」から、こんな結果が明らかになった。

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 この調査は訪日外国人を対象に、日本の制服を見た印象と評価をたずねたもの。20年東京五輪・パラリンピックに向けた準備が各方面で進められるなか、企業や団体が制服を更新する際の判断材料の一つとして初めて実施。調査は昨年の夏、東京・新宿と大阪・心斎橋で路上アンケートを行い、300人の回答の集計結果をまとめた。

 来日して「実際に見た日本の制服」は男女とも1位が「航空会社」、2位が「学生服」でともに80%以上が回答。3位「鉄道」ほか、警察・税関関連、レストラン、百貨店、コンビニエンスストアなどが上位に挙がった。

 「印象に残った制服」は1位が「学生服」で40%以上、2位「航空会社」と3位「鉄道」は30%台。「最も好きな制服」もトップ3は変わらず、1位「学生服」20.7%、2位「航空会社」13.3%、3位「鉄道」10.7%。続いて4位「旅館」9.3%、5位「百貨店」6.3%。

 「最も好きな制服に当てはまる言葉」は「日本らしい」が断トツ。「清潔感のある」も各種制服で上位に入り、学生服では可愛らしい、航空会社では国際的、先進的、鉄道ではフォーマル、旅館は伝統的、百貨店は斬新、親しみやすい、フォーマルなどの回答が目立った。

 「制服の効用」については「(効用が)ある」が「ややある」を含めて90%以上で肯定派が圧倒的だった。「効用の理由」は「企業の統一感を持たせる」(66%)が1位。以下、「外部の人と識別できる」「職員の公私のけじめ」「企業のシンボル」「企業イメージ向上」と続いた。



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