ユナイテッドアローズ 「ブリュード・プロテイン」使ったセーターを販売

2024/01/23 06:26 更新


環境配慮の素材を使ったことを示すタグをつけて販売する

 ユナイテッドアローズは、人工たんぱく質素材「ブリュード・プロテイン」の糸を使い、ニットウェアブランド「バトナー」に別注したセーターを2月9日から、「ユナイテッドアローズ」の店舗とECで販売する。メンズ、ウィメンズ各1型で税込み4万4000円。

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 ブリュード・プロテインはバイオベンチャーのスパイバー(山形県鶴岡市)が開発した。動物由来繊維より、生産工程の温室効果ガス排出量や土地、水の使用量が削減できる。バトナーを生産販売する奥山メリヤス(山形県寒河江市)が、スパイバーとユナイテッドアローズが協業で開発したナチュラル、ネイビーの2色の糸を使い、クルーネックセーターを作った。

あぜ編みのパターンが特徴的な「バトナー」の代表モデルのセーターに「ブリュード・プロテイン」を使った

 ブリュード・プロテインは高価なため、セーターの糸に占める割合は10%(残り90%はオーガニックコットン)と決して高くない。ユナイテッドアローズの玉井菜緒サステナビリティ推進部部長は、「できるだけ手に取れる価格で商品を作ろうと考えた。環境に配慮した素材にお客様が触れるきっかけになれば」と話す。



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