ユナイテッドアローズは第4四半期(1~3月)から来期にかけて、主力業態の価格設定の精度アップ、商品力、接客力強化を軸にした定価販売比率向上に取り組む。23年3月期までに収益体質改善に一定のめどをつけ、来期(24年3月期)以降は、商品とサービスの付加価値をさらに高め、高い収益性と売上規模の成長の両立を目指す。
(柏木均之)
【関連記事】《トップインタビュー2023》ユナイテッドアローズ社長 松崎善則氏 選ばれるブランドへ
第3四半期決算(4~12月)は前年同期比で増収増益。セールに頼らない販売サイクル構築に取り組んだ結果、売上高に占める定価販売構成比はコロナ前の3年前の同期に比べ、10.3ポイント上昇の86.5%まで高まり、粗利益率はコロナ前水準に戻った。ただ、売上高はコロナ前の9割、営業利益は7割程度にとどまる。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!