ユナイテッドアローズ、来期から「攻め」の経営 高付加価値さらに

2023/02/08 06:28 更新有料会員限定


 ユナイテッドアローズは第4四半期(1~3月)から来期にかけて、主力業態の価格設定の精度アップ、商品力、接客力強化を軸にした定価販売比率向上に取り組む。23年3月期までに収益体質改善に一定のめどをつけ、来期(24年3月期)以降は、商品とサービスの付加価値をさらに高め、高い収益性と売上規模の成長の両立を目指す。

(柏木均之)

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 第3四半期決算(4~12月)は前年同期比で増収増益。セールに頼らない販売サイクル構築に取り組んだ結果、売上高に占める定価販売構成比はコロナ前の3年前の同期に比べ、10.3ポイント上昇の86.5%まで高まり、粗利益率はコロナ前水準に戻った。ただ、売上高はコロナ前の9割、営業利益は7割程度にとどまる。

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