台風15号被災地支えるSC 安心できる場を提供

2019/09/25 06:28 更新有料会員限定


 千葉県に大きな被害をもたらした台風15号。上陸した9日以降、復旧に思いのほか時間がかかる。SCは、停電で休業を余儀なくされるなどしたものの、インフラが寸断され避難生活を強いられる地域を支える役割を担っている。地域密着はSCの大きなテーマであり、エリアで最もにぎわう場所という意味だけでなく、緊急事態の期待に応えることも重要になっている。

(田村光龍)

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 NSC(近隣型ショッピングセンター)のイオンタウンでは、充電スペースを設けたほか、館山で核店舗の「イオン」が移動販売を実施、巡回バスも運行していた。おゆみ野でもテナントのスポーツクラブがシャワー設備の利用を低価格で提供するなどしていた。

 アウトレットモールも対応している。三井アウトレットパーク木更津、酒々井プレミアム・アウトレットはともに営業再開後、電気が復旧していない近隣に向け、フードコートを開放していることをウェブやSNSで呼びかけた。三井アウトレットパーク木更津は19日から、酒々井プレミアム・アウトレットは20日から募金活動に入った。

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