アパレル出身者が栽培した“モテ野菜”

2016/05/30 04:37 更新


農業をオシャレにかっこよく! 

寺田倉庫の農業ユニット「TYファーム」

 農業をオシャレでかっこよく――。松屋銀座本店の食品催事(31日まで)で色鮮やかでフォトジェニックな「モテ野菜」を販売している農業ユニット「TYファーム」(東京品川区、太田太社長)が、女性客の心を掴んでいる。「ファッション高感度層は、野菜への感度も高い」(太田太社長)と、若手ファーマーたちが栽培した無農薬野菜を打ち出した。

 TYファームは、東京・天王洲地区で倉庫やレストランを運営する寺田倉庫が去年立ち上げた。東京・青梅市にある2ヘクタールの畑で、三重の農家から継承した有機農法で無農薬野菜を育てている。メンバーは太田社長を筆頭にアパレル業界出身者が多く、平均年齢は約30歳と一般農家より格段に若い。

 「食分野はおいしさや安心安全などファッション以上にこだわりが必要。一方で売り方や見せ方、ブランディングは足りていないと感じていた」のが農家に転身したきっかけだ。ファッション視点を取り入れながら「第一次産業はかっこ悪くない」ことをアピールしたいという。

エプロンは、「ヨウジヤマモト」に制作を依頼

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