【ニューヨーク=杉本佳子通信員】アメリカのトランプ政権は、先週アメリカ移民局が発表した「コロナの影響で秋学期にオンライン授業のみを実施する学校に就学する留学生に学生ビザを発給しないし入国も認めない、すでにアメリカ国内にいる留学生は出国しないといけない」とした新方針を撤回することに合意した。
先週新方針が発表された直後、すでに秋学期の授業をすべてオンラインにすると決定していたハーバード大学とマサチューセッツ工科大学がこの方針を不当とし、トランプ政権に対して訴訟を起こした。14日にボストンの連邦裁判所で、双方が新方針撤回の合意に至った。
米メディアは、トランプ政権がこれから新たに学生ビザを取得しようとする人々にはなんらかの制約を課す可能性が依然あると伝えている。