トンボがドームとサブライセンス契約、「アンダーアーマー」で体育着 

2022/11/11 06:26 更新


トンボの展示会場で新商品を発表(左が藤原竜也トンボ社長)

 学生服メーカーのトンボ(岡山市)は、米スポーツ用品ブランド「アンダーアーマー」の日本総代理店のドーム(東京)と、学校体育着のサブライセンス契約を結んだ。トンボは生徒や学校の要望に応え、プロのスポーツ選手も使うアンダーアーマーを加えてブランドを充実させ、より幅広い商品を提供する狙いで今回の提携を実現。23年春に100校、10万点の納品を予定し、初年度2億円、3年後4億円の売り上げを目指す。

 アンダーアーマーはアスリート向けの印象が強いが、ドームは「体育着は学校の顔で、おしゃれやブランドを意識する最初の商品。機能性が高く、格好いい体育着を提案し、トンボのノウハウと販売力を通じて多くの学校に広げてほしい」と今回の提携に合意した。

 アンダーアーマーの体育着はトンボが企画し、国内外で素材と付属の調達を行い、国内自社工場と中国の協力工場で生産する。「着ることで楽しくなって意欲が高まる体育着、機能性と着心地、デザイン性の高い体育着を学生にも提供する」をコンセプトに、企画・生産する。

 初回企画は「アイコニック」をテーマに、胸にアンダーアーマーのロゴマークが入った3種類の新モデルを企画した。虎を基にしたカムフラージュの総柄タイプと、肩などに部分使いしたタイプ、シルバーのロゴマーク入りの3タイプ。前開きの上着とテーパードパンツ、Tシャツとハーフパンツで構成し、黒をベースに学年カラーに対応して赤、緑、青、黒の4色展開。素材は環境に配慮してリサイクルポリエステルを50%以上使用し、既存商品より10%軽く、伸縮性、防風、通気性、透防性など機能性も高い商品として訴求する。



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