東急など3社 東京・渋谷の東急百貨店本店を再開発、大型複合施設を27年度完工へ

2022/07/21 15:37 更新


 東急、L・キャタルトン・リアルエステート(LCRE)、東急百貨店は23年1月31日に営業を終了する東京・渋谷の東急百貨店本店を新しい大型複合施設に再開発する。プロジェクト名は「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」で、27年度(28年3月期)に完工予定。

 地下4階~地上36階で、高さ約165メートルのビルに建て替える。隣接する東急グループの複合文化施設「Bunkamura」(地下2階~地上8階)を含め、敷地面積は1万3675平方メートル、建物の延べ床面積は11万7000平方メートル。建築デザインにノルウェーの建築・デザイン事務所スノヘッタを起用する。

 近隣の高級住宅地、渋谷・松濤地区の特性などを踏まえ、「洗練されたライフスタイルを提案する」商業店舗と、「ハイクオリティーな都市型居住を実現する」賃貸レジデンス、「ワールドクラス」のラグジュアリーホテルを主体に構成、Bunkamuraが発信するアート・カルチャーとの融合で、「渋谷の新たなランドマーク」を目指す。ホテルはスワイヤー・ホテルズが運営し、「クリエイターやエグゼクティブに幅広いファン層を持つ」という「ザ・ハウス・コレクティブ」の日本1号店が入る。

 LCREはLVMHグループの不動産開発投資会社。



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