トウキョウベース、「ステュディオス」で300億円目標

2017/10/27 04:29 更新


アマゾン・ファッション・ウィーク東京18年春夏に参加した「ユナイテッドトウキョウ」

 トウキョウベースは今下期から、国内デザイナーブランドのセレクト業態「ステュディオス」(ST)業態で、メンズ、レディス単独店化、取引デザイナーブランドのEC受託を強化する。同業態の中期目標を売上高300億円とした。新業態「ユナイテッドトウキョウ」(UT)は今秋冬に香港に出店し、国内外で売上高300億円規模を目指す。

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 同社の今上期(3-8月)は売上高55億5000万円(前年同期比53.7%増)、営業利益6億6300万円(91.7%増)と大幅増収増益になった。STは売上高約40億円、実店舗22.7%増、EC79.3%増、UTは約16億円、実店舗94.3%増、EC108%増。既存店売り上げもSTが店舗16%増、EC70.5%増。UTが店舗29.3%増、EC108.3%増。実店舗数は36、EC比率は38.1%。

 下期も2ケタの増収増益を見込む中で、STのメンズ、レディス単体での売り上げと効率を高めていく。これまで複合店を出してきたが、メンズとレディス単独に分けて、売り場面積の縮小で月坪売り上げを高め、顧客への接客時間の充実、人員体制の効率化を目指す。

 取引するデザイナーブランドのEC受託事業も強める。上期で2ブランド、下期で3ブランドのECをゾゾタウンに出店。同社の接客・運営ノウハウで国内デザイナーブランドの事業をサポートしていく。EC受託を来期以降も増やす考え。

 UTは実店舗数が11店。出店は大都市部に限定していく。11月に香港に初出店するが、「今後は海外で広がる可能性を見ている」(谷正人社長)とする。

 通期(18年2月期)は売上高124億円(前期比33%増)、営業利益17億5000万円(36%増)、純利益12億1000万円(42%増)を見込む。




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