米・ティファニーは、新たに調達した個別登録済みダイヤモンドの原産地(原産地域または原産国)情報を消費者と共有すると発表した。ダイヤモンドの流通の透明性を高めることを目的とし、20年までに業界初となる個々の製造工程情報の公開も予定する。
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同取り組みは、「紛争と無関係なダイヤモンドの調達に関する一般的な保証の枠を超え、ティファニーにおいて、世界的にも非常に厳格な責任ある資源調達が行われていることを確約するために重要である」とし、「20年をかけて責任ある資源調達とダイヤモンドの製造工程に投資してきた成果」としている。
手法としては、0.18カラット以上の各個別登録済みダイヤモンドに、肉眼では確認できないレーザーによる刻印で独自の「T&Co」シリアルナンバーを施すことで、調達先情報を消費者に提供する。
これに伴い10日から、ティファニーブティックでラブ&エンゲージメントのケースラインに陳列するダイヤモンドリングに、個々の原産地情報を分かりやすく表示する。また、全ての個別登録済みダイヤモンドの原産地情報を、セールスプロフェッショナルやカスタマーサービスを通じて消費者に伝えられるようになる。