ザ・ロウ、独自性で市場つくる レディスウェアからバッグ、靴にメンズまで

2023/09/19 08:00 更新有料会員限定


24年スプリングコレクション(Courtesy of The Row)

 ニューヨークが拠点のラグジュアリーブランド「ザ・ロウ」を販売するザ・ロウ・ジャパン(東京・細江光範代表)が、快進撃を続けている。売上高は、18年の開設から5年で11倍。23年も好調で、前年の2倍に達する見通しだ。ウェアからバッグ、シューズまで人気アイテムは年々広がり、幅広い女性客を獲得。最近は男性ファンも多い。ブランドビジネスが過渡期を迎える今、独自の切り口で市場を広げている。

(青木規子)

【関連記事】日本の有力店が選ぶ最もクリエイティブなデザイナーランキング レディス首位は引き続きオルセン姉妹

着る側に余白ある

 ブランドを象徴するクオリティーの高いシンプルなスタイルは、「クワイエットラグジュアリー」と呼ばれ、そのテイストを取り入れるブランドは後を絶たない。人気商品は高額だがヒットを続けている。

「ソフトマルゴー12」(Courtesy of The Row)
「スモールN/Sパークトート」(Courtesy of The Row)

 繊研新聞社が年2回行う「今の時代を引っ張る最もクリエイティブなデザイナーランキング」のレディス海外部門は、ここ4シーズン、ザ・ロウのメアリーケイト・オルセン&アシュリー・オルセンが首位。

 バイヤーらが挙げた魅力は「美しいたたずまいを作り出すシンプルでクリーンなシルエットと、素材や縫製のクオリティーの高さ」で、百貨店でもセレクトショップでも評価が高い。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事