相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと東急は6月20日、横浜駅きた西口前に大型複合施設「ザ・ヨコハマ・フロント」を開業する。
日本で初めて認定された「国家戦略住宅整備事業」として開発した。建築敷地面積は6687平方メートル、建物は地下2階~地上43階で、延べ床面積は7万9000平方メートル。地上1~4階を商業ゾーン、4階と6~12階を相鉄グループのサービスアパート併設のホテル「相鉄ホテルズ・ザ・スプラジール横浜」(221室)、5階と13~41階を459戸の住宅、42階を会員制ワーキングラウンジ、プライベートオフィス、カフェ・バー、ホール・スタジオで構成する複合施設「フラグヨコハマ」とする。
商業ゾーンは延べ床面積4851平方メートル。3階の認可保育園と六つのクリニック、調剤薬局以外で、飲食を主体に15店が順次出店する。
クリニックやホテル・サービスアパートメントはインバウンド需要も見込み、クリニックは多言語対応を行うが、商業ゾーン全体としては「日頃から通勤などで横浜に来るお客や近隣の居住者の需要を想定」している。
1階は居酒屋やイタリアンバル、回転すしなど「地域に向けて開く路面店」で構成、横浜駅とデッキでつながる2階は居酒屋、カフェ、ビアバル、台湾料理店など「日常使い」の店が並ぶ。駅周辺にラグジュアリーブランドが入る百貨店があることから、買い取り販売「ロデオドライブ」も入れた。4階はホテルのエントランスがあるため、ヘアサロンと高級鉄板焼き店を入れる。
今後、近接する相鉄グループのSC、ジョイナスなどと連携し、「西口を中心としたエリア全体のにぎわい創出を目指す」。