新聞社にはオリジナルの記者手帳(取材ノート)があります。繊研新聞にもあります。縦15センチ、横8センチで、ジャケットの内ポケット、パンツの後ろポケットにすっと入って、さっと取り出せる優れもの。極シンプルであるのが逆に良いのか、取材時に「それ、分けてもらえませんか」ということがあります。残念ながらお渡しはできませんが、、。
記者が使う取材ノートは色々です。私はロングインタビュー以外の取材は、この記者手帳を使っています。機能性に優れるのと、相手に警戒心を与えにくいのが利点です。取材手帳のサイズが大きいほど、相手は緊張したり、警戒したりします。
最近の記者は大学ノートを使う方が多く、聞いた話は全部書きとめようとする傾向があります。まじめさの表れでもあります。昔の記者は取材手帳を見せずに話しを聞くという取材をよくやっていました。伝えるべき核心は何か、よくよく考えて報道していこうと考えは今も変わりません。
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