【ニューヨーク=杉本佳子通信員】ニューヨークで9月、初の試みとして「ニューヨークテキスタイル月間」が開催される。60の企業や団体が参加する予定だが、今月末までにさらに増える可能性がある。1カ月間にわたり、ニューヨークのあちこちでイベントやワークショップ、展覧会などが開かれる。
同月間の発起人は、トレンド予測会社、トレンドユニオン(パリ)の創業者でニュースクール(パーソンズ・スクール・オブ・デザインの親大学)のハイブリッドデザインスタディーズの学部長も務めるリドヴィッチ・エデルコート氏だ。
ハイブリッドデザインスタディーズは昨年発足した新しい学部で、来年9月から新しいコースを始めるべく動いている。そのうちの一つは、テキスタイルの修士課程コースだ。現在ニューヨーク州の認可を待っている段階。今回の試みの背景には、この新しいコースのスタートを控えてテキスタイルへの関心を喚起したい狙いがある。