春夏展ということもあり綿や麻の提案が多かった。シャツ地やウールの産地があるイタリアのメーカーが集まるミラノウニカ(MU)では、天然繊維にレーヨンを混ぜてエレガントに仕上げたり、織りや異素材の組み合わせなどでひねりを加えたりしたテキスタイルが見られた。ラメ糸使いも多く、柄はストライプが目立った。
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柄はストライプ
ジャッキーテックスは、「見た目はシンプルでもシルクの滑らかさのような、肌に触れたときの感動があるテキスタイル」に注目した。最近増やしているというのがレーヨン・綿。もともとレディス主力だが、10年ほど前からメンズにも力を入れ、現在の比率は半々になった。「ドレスシャツなど男性の印象が強い」綿に、光沢感がありしなやかなレーヨンを足したテキスタイルで、レディスブランドへの提案を強めている。綿・ナイロンのピケや、編み地で表情を加えた麻・綿のガーゼなども紹介した。
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