国産ジーンズの誕生から今年で50年。ジーンズに関わる物作りは進化を続けている。テキスタイル企業やジーンズ加工では、サステイナブル(持続可能な)への対応や、より複雑な意匠といった提案が活発だ。
産地協業で多彩に
三備地区の産元商社、菱友商事(広島県福山市)は、多彩なジャカードデニムを取り揃え、別注にも対応する。
生地は井原産地で生産、定番で使用している糸を利用することで開発のしやすさにもつなげている。水玉や市松模様といった定番的な柄から、カムフラージュや古布のような雰囲気の柄まで幅広く、顧客ニーズに対応する。そのほか、刺し子調のドビーデニムも引き合いがある。ジャカード、ドビーともに柄の面白さに加え、凹凸感や表面変化のある素材として人気だ。花田充民社長は「まだまだやれることはたくさんある。産地とのつながりを深め、どんどん新しい素材を発信していきたい」と話す。
ロボで労働環境改善
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