テット・オム 10日民事再生法申請

2014/07/10 18:16 更新


 信用交換所によると、紳士服製造卸のテット・オム(東京・加藤和孝代表)が、10日東京地裁に民事再生法を申請、保全命令が出た。11日午前10時から債権者説明会を東京都千代田区のTKP神田ビジネスセンターで開く。

 「テットオム」「アドポーション」などの自社ブランドで20から30代向けのメンズウエアを販売し、ファッションビルへの直営店出店や百貨店への卸売を行い、07年8月期には年商22億100万円を計上したが、その後、不況や競合激化で、減収が続き、13年8月期の年商は15億5000万円にまで落ち込んでいた。

 また、在庫負担や店舗運営費がかさみ、近年は慢性的な赤字に陥っていた。12年9月には雑貨専門の直営店「RSテットオム」を開設し、取引先への支払い延期などで立て直しを試みたが、資金繰りに行き詰まり、今回の措置となった。

 10日付で債権者に宛てた通知書によると、はるやま商事がスポンサー企業として支援表明している。

 

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