帝人フロンティアは、イタリアのアパレル企業、セーブ・ザ・ダック(ミラノ、ニコラス・バルジCEO=最高経営責任者)と合弁会社セーブ・ザ・ダックジャパン(東京)を5月29日に設立し、6月25日から営業を行うと発表した。
資本金は1億円で、出資比率はセーブ・ザ・ダック社51%、帝人フロンティア49%。帝人フロンティアの治田兼一氏が代表取締役社長に就いた。
帝人フロンティアは20年から日本で「セーブ・ザ・ダック」を販売している。期間限定店の出店や専門店向けの卸では三喜商事とパートナーシップ契約を結び、年々売り上げを伸ばしている。
来年度中には日本での基幹店開設を目指し、直営店展開を進めるなど今後、日本での事業拡大に向けジャパン社を設立することにした。帝人フロンティアが持つオペレーション機能やリサイクル原料を使った機能性素材の活用、日本市場に合った日本企画の充実、公式オンラインサイトでの販売などを強める。
セーブ・ザ・ダックは、動物愛護と環境保護をブランドフィロソフィーとして掲げ、世界で販売を伸ばしている。
なお25日から7月5日までセーブ・ザ・ダックジャパンで25年春夏展示会(事前予約制)を開く。