帝人フロンティア 第一合繊を子会社化

2019/01/08 06:27 更新


 帝人フロンティアは18年12月28日付で、合繊織物を企画・製造・販売する第一合繊(新潟県見附市、近藤慶一社長)の株式を一部取得し、子会社化した。帝人フロンティアDGに改称し、1月1日付で帝人フロンティアの小林茂一衣料繊維第二部門衣料第一本部テキスタイル第三部部長兼テキスタイル第三部第三課長が代表取締役社長に就任した。近藤社長は取締役に就いた。

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 帝人フロンティアは昨秋、第一合繊の財務体質の悪化に伴い、第一合繊の主力金融機関である北越銀行と連名で、地域経済活性化支援機構に再生支援を申請、再建策の一環として子会社にすることを決めていた。

 第一合繊は18年11月30日に発行済み株式の全てを無償で取得し、資本金と資本準備金の全額を減少した。帝人フロンティアが保有する株式も無償で同社に譲渡したうえで、帝人フロンティアが持つ劣後債権の一部を現物出資し、第一合繊の株式を取得した。持ち株比率は公表していないが、第一合繊の従業員の雇用は維持し、生産体制に大きな変更はないとしている。

 帝人フロンティアの国内テキスタイル子会社は4社となった。小林新社長は83年4月に帝人入社。



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