田村駒が運営するカムフラージュ柄を軸にした協業プロジェクト「イイカモ」が広がっている。「地域の魅力発信のお手伝いをする」と千葉県流山市役所と協業し、マイバッグを製作した。自治体との取り組みは初めて。
流山市とのプロジェクト「ナガレヤマイイカモ」は、市外からの観光客や市民に「流山っていいかも、と感じてもらえる機会をヒト、モノ、コトを通じて発信する」取り組み。第1弾として7月1日から始まるレジ袋の有料化に合わせ、オリジナルデザインのマイバッグを作った。流山をアピールする要素を自然や歴史、文化など六つのカテゴリーに分類。自然は江戸川、歴史は利根運河のビリケンさん、文化は切り絵あんどんなど各テーマをモチーフ化し迷彩柄に落とし込む。流山市のみで購入できる。
また、新たにSDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした新柄も作った。「ゴール14、海の豊かさを守ろう」をテーマに、プラスチックで汚染された海の悲惨な現状を表現した「クライシス」。その汚染された海を「私たちの行動で変えていく」とのメッセージを込めた「アクション」の2柄を作った。賛同するブランドなどと協力してアイテムに落とし込み、新柄も増やす。
イイカモは「自然への尊敬と愛情を込めて動物や自然などをモチーフにカムフラージュを発信する」ブランド。12年に誕生し、環境保護団体やアウトドアメーカーなど様々なパートナーと一緒に活動を広げてきた。