タキヒヨーメランジトップ営業部 メンズ再強化 初のオリジナル発売

2021/02/18 06:28 更新


 タキヒヨーは、セレクトショップ運営や輸入卸事業などを担うメランジトップ営業部で、メンズ部門を再強化する。21年春夏から、同営業部では初となるオリジナルブランド「bfmt」を導入。秋冬からは米防寒衣料「リフリッジウェア」の取り扱いも始める。

 メンズ部門の主力商品は、全製品がイタリア製で刺繍やプリント、異素材使いが特徴の「ボブ」だ。ただ展開アイテムがジャケットやコート中心のため、「どうしても5月から8月にかけて(ビジネスが)弱くなっていた」(滝元志郎執行役員メランジトップGマネジャー)。そこで、自社メンズウェアブランドのbfmtを立ち上げ、通年でMDを組めるようにする。

 商品はジャージー素材アイテムを中心に構成する。21年春夏は、パーカ(1万円台後半~2万円台前半)やTシャツ(8000~1万円)、ジャケット(2万円台後半~3万円台)、ボトム(1万円台後半~2万円台前半)など15型を揃える。直営セレクト店の「ボブ・フォー・メランジトップ」や自社ECサイトなどで販売する。

 21年秋冬から仕入れを始めるリフリッジウェアは、1954年にアメリカで生まれた重衣料ブランド。もともとは業務用冷蔵庫内で勤務する人が着るワークウェアで、暖かさだけでなく、耐久性や撥水(はっすい)、防風性に優れた製品を開発し、市場でのポジションを確立した。現在は、デザイン・企画をイタリアで行い、上質でスタイリッシュなファッションブランドとして注目されている。20年秋冬には「シュプリーム」と協業し、話題を呼んだ。

 メランジトップ営業部では、ダウンジャケットなど引き続き市場で重衣料が注目されていることから取り扱いを決めた。価格は、ジャケット、コートで3万~7万円。

人気が高まる米「リフリッジウェア」の取り扱いも始める


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