高島屋、店の季節MDをネットに導入

2015/04/09 05:47 更新


 高島屋は、ネット販売で店頭と連動したMDや販促に取り組む。店頭での商品展開と同様に適時、適品の提案を強化することで、ネット販売の売り上げと品目の拡大につなげる。15年度は前期比20%増の120億円を目指す。

 同社の高島屋オンラインストアの売り上げは中元・歳暮が中心になっている。売り上げを拡大するため、まずはワイン、カシミヤ製品、ランドセル、おせち料理、クリスマスギフト、バレンタインギフトを重点商品に位置づけて、「店頭と同様に売り上げのヤマ場に合わせた販促計画を組む」(肥塚見春代表取締役専務)という。これまでは週単位、月単位の提案などが明確ではなかったMDを明確化する。

 また、店頭で配布するチラシなどにもネット販売情報を掲載し、販売機会を拡大する。順次、店頭連動型で販売する商品を広げていく方針。

 14年度のネット販売売上高は、高島屋オンラインストア約80億円、グループ会社のファッション通販サイトのセレクトスクエアが約20億円の計100億円。

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