高島屋日本橋店は9月27日、本館6階に紳士服の編集売り場「アイテムセレクト」を新設した。ニット・カットソーアイテム、パンツ、ジャケットなど旬の定番を集めた。百貨店の平場が縮小する中、顧客視点で単品をブランド横断で編集した。
売り場面積は60平方メートルで、「良いものを長く使いたいという顧客の要望を品揃えに反映させた」(MD本部紳士服・紳士雑貨・スポーツ部の橋山友彦バイヤー)という。ターゲットは20~30代だけでなく、中高年を含めて幅広い世代を狙う。ビジネス需要のカジュアル化を背景に、オン、オフに兼用できる上質な定番品を編集する。インポートは6割、NBやファクトリーブランドの国内が4割の構成で、買い取りが金額ベースで約3割を占める。インポートが円安で価格が上昇しており、国産品を加えることでモデレートアッパーのグレードを維持する。
扱いブランドは「サンスペル」「ジョンスメドレー」「スリードッツ」「スローン」「バラクータ」「ヨネトミニューベーシック」「レッドカード」など。
木調の内装や什器で環境を統一し、比較購買できるようにした。年間売り上げは1億円を見込んでいる。軌道に乗り次第、大型店を中心に同売り場を広げていく。