宝島社は7月21日、コンビニ流通を活用したアパレル製品の第2弾としてTシャツの販売に入った。得意のブランドブックにアパレル製品を封入し、北欧ブランド「モズ」を第1弾同様に取り上げた。セブン-イレブン限定。6月上旬に発売した第1弾の「スーパーライトジャケット」は1カ月で8万部を完売した(2189円)。第2弾は15万部を狙う。
ブランドブックの付録はこれまで、デイパックやトートバッグなどの「袋物」がほとんどだった。アパレルは「前から扱いたかった」が、試着ができないことがネックで、売れるかどうかに不安があったという。しかも今回は1サイズだ。
ジャケットは男女兼用。日本人の平均身長のプラスマイナス7センチまで対応できるサイズ感にした。約10人の男女が試着を繰り返し、肩やおなか回りを確認。コロナ禍のため、サンプルを宅配便でやり取りして修正を重ねた。コンビニの什器の前面に着用モデルの写真と身長も明記、イメージしやすいようにした。
販売前から特設サイトやインスタグラムアカウントを設けて告知したほか、ユーチューブの宝島社マルチメディアチャンネルでも紹介。発売後は1週間で40%を消化。SNSでも苦情などの問題はなかったという。
Tシャツは白と黒を男女それぞれ4種類。男女でパターンは変え、1サイズ。両社のオンラインで販売し、全国約2万店のセブン-イレブンでも買える。発売前から「まとめ買いします」などの声が寄せられ、予約も好調という。1639円。