台湾企業の“起業家精神”とは? 新時代の日台関係にも期待

2024/06/29 06:27 更新有料会員限定


台湾事業を軌道に乗せたアーバンリサーチ

 コロナ禍を挟んだ凹凸はあるものの、堅実な経済成長を続けている台湾。成長を支えるのが、時代や環境の変化に即応して、果断にビジネスモデルを変えていく台湾企業らしい〝起業家精神〟だ。5月下旬に台北を取材、デジタル戦略の強化をはじめ、台湾企業の強みを改めて感じた。

(編集委員・山田太志)

堅実な経済成長続く

 24年の台湾経済のけん引役として期待されるのが輸出と個人消費。ファッション関連企業も海外市場の強化を加速している。代表企業の一つで、「繊維業界のTSMC」とも呼ばれるのがマカロット・インダストリアル。台北本社を司令塔に、世界各地の20工場から米国、アジア、欧州に商品を供給する。24年度売上高は10%増の11億ドルを計画するなど、世界屈指のODM(相手先ブランドによる設計・生産)企業となっている。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事