スタイレム瀧定大阪 独自の機能性評価基準を満たした「プラスファンクション」を訴求

2023/06/08 06:26 更新


 スタイレム瀧定大阪は同社が扱う約5000品番の生地のうち、独自の衣料用生地機能性評価基準を満たした機能素材を「プラスファンクション」として打ち出している。

 近年のライフスタイルの変化や気候変動などにより、機能性に対する需要が高まるなか、顧客に向けて機能性をわかりやすく訴求するために17年に立ち上げた。機能性に関する品質試験の結果をもとに、暖かさ、爽やかさ、清潔さ、安心・安全、イージーケアの機能を29の項目に分けて社内で承認する。試験方法はJIS(日本産業規格)を採用し、JISに該当する検査項目がない場合はISO(国際標準化機構)規格などを指定している。

 17年の運用当初は年間100~200品番を承認していた。コロナ禍をきっかけに繊維製品の機能性に関心が集まったことに加え、スポーツやアウトドアへの関心も高まったため、20年には約800品番を承認した。以降は年間約400品番を承認。生地提案の要素の一つとして定着、主に日本国内のアパレル企業などで採用されている。プラスファンクションの生地の確認と購入はオンラインファブリックサイト「スタイレムファブリックストア」からできる。

ウェブサイトで機能ごとに見ることができる


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