アラフォー女性向け、スタイルバー好発進

2016/12/14 06:46 更新


 スタイルバーのレディスアパレルSPA(製造小売業)業態「スタイルバー」が好調だ。8月にニュウマンに出した初の店舗がアラフォー女性を取り込み、毎月1000万円超の売れ行きだ。17年春からは都心での期間限定店を展開し、拡大につなげる。

 同社はOEM(相手先ブランドによる生産)を主力とし、デザイナー・パタンナーを抱え、自社工場を持つ。スタイルバーの軸となるのが「働く大人の女性やママ、主婦が納得できるクオリティーと価格の服を提案する」というコンセプトで作るオリジナルブランド「エマ・テーラー」。

 仕事にも母親の需要にも対応できる品のあるカジュアルを平均1万円前後の価格(トップ6000~9000円、パンツ8800~1万6000円)で揃える。

 ディレクターの近藤美幸さんをはじめ、子供を持ち、仕事と私生活を両立させるアラフォー中心のスタッフがリアルクローズとして企画した。同ブランドに買い付け品を組み合わせたのがスタイルバーだ。

 店舗は約100平方㍍で来年1月末までの期間限定。売り上げは目標を上回り、11月に最も売れたのは仕事にも上品なシーンにも使えるジャージーのワンピース(9800円)。

 「大人の女性は、カジュアル過ぎるわけにはいかないけれど、子供と遊んだり、アクティブに動けるのも大事。お金もそれほどかけられない。そんな思いを詰め込んだ」企画が受けた。

 来春にはターミナル立地の百貨店・駅ビルに60平方㍍を標準とした期間限定店を出す。その後、常設店を出店する。来春からエマ・テーラーの卸にも着手する。自社ECサイトも開設する。

 

ニュウマンに出した「スタイルバー」



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