スポーツメーカーの20年競泳水着 抵抗軽減さらに

2020/01/15 10:59 更新


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 スポーツ用品メーカーは20年シーズン向けの競泳水着を相次ぎ発売している。水泳時の姿勢サポートや軽量化など機能性を高めた。いずれも国際水泳連盟公認モデルで、東京五輪を含めた国際大会で契約選手らが着用する。五輪では日本選手の活躍も予想され、販売効果に期待するメーカーも少なくない。

(小田茂)

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 アシックスジャパンは競技用ウェアのトップシリーズ「トップインパクトライン」から競泳用水着の新作2品番を19年12月下旬に全国のスポーツ用品店などで発売した。今回は流水抵抗の小さなストリームラインを保持するために必要な姿勢をサポートしながら、選手が持つ筋力や身体の柔軟性を生かして優れたパフォーマンスを発揮できる仕様とした。

 腰まわりの部位に応じて生地の剛性を変えるなど着圧分布を調節することで、流水抵抗が増す原因となる腰の過度な反りを抑え、骨盤が直立した状態を保ちやすくした。太もも部分は後部に張力が働くエリアを設けることで過度な動きを抑制し、流水抵抗の低減と推進力発揮のバランスがとれた小さく素早いキックを促す。

 女性用は上半身の適所に伸縮性の高いエリアを設け、肩から肋骨(ろっこつ)にかけての柔軟な動きに生地が追従しやすくなる設計にした。男女各1品番で、男性用2万3500円、女性用3万4500円。

アシックスジャパンの「トップインパクトライン」

 ミズノは競泳用水着「GXソニック・ファイブ」を全国のミズノスイム品取扱店で1月25日から順次発売する。今回は東レと新たに共同開発した撥水(はっすい)生地を採用し、水中重量を従来品と比べて約20%軽量化した。

 さらに、女性用モデルの腹部には体幹部のサポート力を高めた新構造を採用し、レース後半の疲労による腹部の落ち込みを抑制し、フラット姿勢の維持を追求した。水着生地の内部まで撥水剤を浸透させる新技術により撥水性能が向上し、水泳時のボディーポジションを高い位置でキープでき、水の抵抗が少ない推進効率の良い泳ぎを追求できる。男性用2万8000円、女性用3万9800円。

ミズノの「GXソニック・ファイブ」

 デサントは「アリーナ」ブランドで、「アルティメットアクアフォースX」を1月に発売した。新たなテープの配置でサポート力を高めてキック力を約11%アップさせた。動かしやすさを追求して身頃部分を1パーツ仕様にし、股関節部分の着圧を約13%軽減した。

 女性用水着には胸の膨らみによる流水抵抗の軽減を目的に、ワコールの人間科学研究所とデサントのR&Dセンター「DISC」で実験、共同開発した新機能を搭載した。ベースとなる素材は東レとの共同開発で糸・織編・染色などの生産工程全てを日本国内で行っており、デサントアパレル西都工場(宮崎県西都市)で縫製している。女性用3万7000円、男性用2万6000円。

アリーナの「アルティメットアクアフォースX」

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