デザイナーの三原康裕が経営するソスウは今秋から、新たなプロジェクトとして『トーンマガジン』の発行と販売を担う。11月30日から「メゾンミハラヤスヒロ」の直営店や一部の書店で販売している。
三原との付き合いがあり、米ニューヨーク(NY)を拠点に活動するクリエイティブチームが編集する。年2回の発行で、国やジャンルを問わず、毎号2人のアーティストに着目し、未発表作品を中心に創作のプロセスが伝わるよう、対話を重ねて作り上げる。
「商業的に出ているものとは異なる、パーソナルワークを掘り下げていきたい」とチーフエディターのタケナカユウジタさん。イタリア版『ヴォーグ』に携わった後、NYでファッションディレクターとして活動してきた。トーンマガジンの創刊号は、これまでの仕事で関係を築いた写真家のアルバート・ワトソン氏の協力を得ることができた。通常は人物写真が多いが、未発表の風景作品「ランドスケープ」や個人的なコレクションの作品を掲載している。もう一人は、同じくNYを拠点に活動する写真家のマシュー・ジョンソンで、長時間露光で撮影した作品などを特集する。