ソラリアプラザ 営業時短で働き方改革 テナントの人材確保や定着促す

2022/01/31 06:26 更新


 福岡市天神の商業施設ソラリアプラザ(運営は西日本鉄道)は2月17日~8月31日、働き方改革の一環として試験的に営業時間の短縮を実施する。テナントショップのワンシフト制への移行による業務効率化や従業員の休暇取得を促し、人材の採用や定着など労働環境の改善や接客・サービスの向上につなげるのが狙いだ。

 営業時間は、地下2階~地上5階の物販店舗では午前10時~午後8時30分だが、平日だけ開始時刻を1時間遅らせ午前11時とするほか、終業時刻を平日・土日祝日とも30分繰り上げて午後8時とする。また地下2階と地上6、7階の飲食店舗では午前11時~午後11時だが、祝日と日曜~木曜の終業時刻を1時間繰り上げ午後10時とし、金曜と土曜と休館日前の終業時刻を午後10時30分とする。

 出店テナントからは賛同の声が多く、今回の試験的な実施を経て問題なければ継続する見通し。北野誠一ソラリアプラザ副館長は、「これまで帰宅時間の遅さや休暇取得の難しさが若い人材に敬遠されたり、女性が出産後に復帰して働き続けることを諦めてしまうケースもあった。そうした課題を解消することで、この業界の発展につなげていきたい」と言う。

 ソラリアプラザでは、昨年から休館日を1日増やして年4日とし、そのうち2日は連休になるよう設定している。



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