そごう・西武 新社長にセブンの林氏

2016/10/06 15:51 更新


 そごう・西武は6日に取締役会を開き、セブンカルチャーネットワーク社長の林拓二氏が社長に同日付で就任した。松本隆社長は顧問に退いた。

 林氏は西武百貨店に入社し、経営企画畑を長く歩み、店長、商品部、財務など営業から管理まで百貨店の幅広い業務を担当してきた。

 同社は今年2月に西武春日部店、9月に西武旭川店、そごう柏店を閉店したのに続き、来年2月に西武八尾店、筑波店を閉鎖する。リストラの一方で、都心、地方・郊外での地域ニーズに合わせた変化対応型の店舗モデル作りが急務だ。これまでの百貨店業態に固執するだけでは事業を再生し、成長に転じるのは難しい。新経営体制で、賃貸テナントの導入など一層のローコスト運営を徹底する見通しだ。そごう・西武の構造改革に残された時間は少ない。

 林 拓二氏(はやし・たくじ)慶大卒、76年西武百貨店に入り、07年ミレニアムリテイリング(現そごう・西武)取締役、10年そごう・西武取締役執行役員、11年そごう神戸店長、14年取締役常務執行役員、16年2月セブンカルチャーネットワークに移り、同年5月から代表取締役社長。63歳。



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