ソアロン、天然調「ソアロンスラブ」に支持 “長い夏”に対応した快適素材

2026/07/22 06:28 更新NEW!


主軸のレディスに加えメンズ、ユニフォーム向けなどに領域を拡大

 ソアロン(大阪)は、天然繊維調のトリアセテート「ソアロンスラブ」の販売を伸ばしている。前期(26年3月期)は販売量を前期比約20%拡大したが、今期はさらに伸ばし30%増を見込む。

 ソアロンスラブは、ナチュラルな風合いや外観、天然パルプ由来のサステイナブル性に加え、猛暑、長期化する夏に適した軽量や清涼感が特徴だ。しわになりにくく、家庭洗濯できる扱いやすさなどで支持を集める。GSIソアロンテキスタイルラボ(福井県あわら市)で生地開発を進め、麻調の他に綿麻調やウール調など生地バリエーションが拡大している。それに伴い主力のレディス向けに加えて、メンズ向けや一部ユニフォーム向けにも広がってきた。「従来のメンズ市場にない素材で新鮮」とシャツをベースに、パンツやセットアップスーツなど採用アイテムが広がっている。物性の強い生地を開発することで、ホテルの制服などユニフォーム分野での採用も始まった。

 〝長い夏〟に対応し、春夏カラーに加え、イエロー系など秋色も増やすことで販売期間が拡大、売り上げ増につながっている。「一度袖を通してもらえると着心地の良さや肌離れの良さからリピート購買してもらえる率が高い」と今後のメンズ分野などでの伸びに期待する。

 トリアセテート繊維は世界で同社のみが製造する希少な繊維だ。昨年は中国や欧州向けが厳しかったが、今年に入り復調傾向だ。中国市場の高級ゾーン向けが回復しつつあり、欧州向けはドイツを起点に長期出張営業でイタリア市場などを攻め、「手応えが出てきた」という。米国向けは3割増と堅調だ。前期、海外向けの落ち込みをカバーしたのが国内向け。天然調のソアロンスラブシリーズが全体を引っ張った。



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